- 庭などによく植えられている植物
- アジサイ・アサガオ・オシロイバナ・キキョウ・菊・クレマチス・クロッカス、サクラ・ジンチョウゲ・スイトピー・スズラン・チョウセンアサガオ・ニチニチソウ・ヒアシンス・フジ・マリーゴールド・ラナンキュラス・リンドウなど
- アジサイの葉やとくにつぼみには青酸(せいさん)配糖体という物質が含まれていて、過呼吸、興奮、おう吐、めまい、麻痺などの中毒症状を引き起こす可能性があります。
- 室内に多い観葉植物・ハーブなど
- アロエ・ウバ玉(サボテン)クモン・クワズイモ・月桂樹・サフラン・ジャスミン・ディフェンバキア・バジル・ポインセチアなど
- 道端などによくはえている植物
- アスパラガス・アブラナ・アセビ・エノキグサ・サトイモ・セリ・タバコ・トリカブト・ナス科の植物・萩・ヒガンバナ・モロヘイヤ・ヤドリギ・ワラビなど
- モロヘイヤの種子にはストロフェチジンという強心配糖体が含まれていて、牛について食欲不振、起立不能、下痢、死亡したケースがあります。
誰もが知る、有名な身近な植物で危険なものがどれだけたくさんあるのかわかったかと思います。これでも一部です。興味のある方は調べてみてください。
参考 ASPCA http://www.aspca.org/pet-care/animal-poison-control/17-poisonous-plants
毒性のたかい部位は一般的に球根や種、つぼみに多いように思います。しかし植物によってそれぞれ違いますし、個体差もあるためどれだけ摂取すると有毒となるかはっきりしないので注意が必要です。また中毒症状も、万が一中毒をおこしてしまったときの対処方法も違います。
植物には別名も多いですし、すべて覚えるのも大変なので、基本的に口にさせないようしたほうが安心かと思います。そして、室内の観葉植物は愛犬の届かないところへ移動、外のガーデニングは犬が口にしやすそうな場所には危険な植物は置かない。そういった、環境づくりと心づかいがいちばんの安全・予防策なのではと思います。
また、そのほかにも草むらや道端の植物にはほかの動物などの糞尿がかかっているかもしれません。ネズミが媒介する感染症もあり、ネズミがいそうな場所でも注意が必要です。ただ不衛生なだけと安易に思わないでください。
また、除草剤などがまかれている可能性もあります。不自然に枯れている場所があったら気をつけましょう。
もし、愛犬が食べてしまった場合、中毒症状がでていなくても動物病院へ。