手帳ノートの写真です

自身に何かあった場合を想定しておく

愛犬のお世話はおもに誰がおこなっていますか?
お世話をおこなっている方以外の同居の家族は愛犬にごはんをあたえることができますか?服用させているおクスリなどがあることを知っていますか?独り暮らしの方はあなたが犬と暮らしていることを知っている人がいますか?飼い主さま自身に何かあったら、と考えてみてください。

日常生活において、飼い主さま自身も予期せぬ事故や病に倒れてしまったり、それにより意思疎通ができない状況になってしまう可能性があることを考えたことがありますか?犬だけに限らずペットだけ家に取り残されてしまい、長期間ごはんも水もあたえられず、そのまま亡くなってしまうという悲しい事故も実際におこっています。
これは独り暮らしや高齢者の方に限ったことではなく、家族と同居であっても不測の事態は誰にでも起こりうることなのです。飼い主さまは、自身に何かあったら、を常に想定し、対策をしましょう。大切な子たちが最期まで苦しみや飢えがなく、あたたかい気持ちで過ごせるように。

今すぐできることが2つあります。

     
       

1.犬と暮らしていることを伝える手段を考える

飼い主さま自身に何かあったとき、犬が家に取り残されるのを防ぐため、「犬と暮らしています」メモやカードをつくり常に携帯しましょう。スマホ・ケータイ等のメモでは本人しか見れませんからあまり意味がありません。

   
   

2.愛犬の記録ノートをつくろう

飼い主さま自身に何かあったとき、愛犬の記録ノートがあればそれを参考にして、家族もしくは家族以外の誰かが愛犬のお世話をすることができます。愛犬のごはんやおクスリ、かかりつけ動物病院などの情報は最低限記録しておきましょう。また愛犬の写真をはっておくと確認がしやすくなります。。多頭飼いしている場合はとくに必要となります。だれでも見つけやすい場所に記録ノートを置いておきましょう。

記入内容例
愛犬の名前、性別、生年月日
かかりつけ動物病院名と連絡先
病歴、服用中のクスリの有無、場所
ワクチン、フィラリア予防薬のこと
マイクロチップ装着の有無
ごはんの与え方、種類、量、場所
散歩はどうしているか
歯みがきはどうしているか
飼い主さまと愛犬が一緒にうつっている写真を貼る
自身に何かあったとき頼れる方の氏名、連絡先
そのほか知らせておきたいことなど

この記録ノートはこういった非常時に備えるだけのものではありません。さらに、おでかけしたときのこと、病院に行ったときのことなど日記にしていきましょう。それはとてもとても大切な愛犬との思い出になります。