室内で犬と暮らす場合、比較的お手入れがラクなフローリングにされている家庭が多いようです。しかし、フローリングは犬にとってとても滑りやすく足腰など関節に負担がかかりやすく、犬の椎間板ヘルニアという疾患の原因となる住環境のひとつとされています。
また、フローリングにはワックスなどのケアが必要です。しかし一般的なワックスやコーティング材、床用クリーナーなどは環境対応がおくれているものも多く、ほとんど石油系から作られておりその有害性が問題となっています。
一時的にキズや汚れを隠してきれいにみせる働きを重視し、あくまで家庭でカンタンに使用できる清掃用品として簡単に水に溶けるようにつくられています。
床をなめる可能性のある赤ちゃんやペットのいる家庭ではとくに注意が必要とされでいます。また、その有害物質は室温でも揮発するものも多く、毎日知らないうちに吸い上げていたりしてアトピーやアレルギー、シックハウス症などをひきおこすとして問題となっています。
人間の赤ちゃんや幼児、犬などのペットはいちばん床に近いところで生活しています。また、犬はいつも裸足。汗腺がある足の裏から、あるいはその足の裏を舐めたりすることで、危険な化学物質を口から摂取してしまう可能性がたかいのです。