ダックスフンドはドイツ原産の犬です。したがって、ダックスフンドという言葉もドイツ語です。ドイツ語で「dachs」はアナグマ、「hund」は犬を意味するので、直訳するとアナグマ犬ということになります。ダックスフンドは元来猟犬でアナグマ猟に使用された犬ということで、アナグマ犬つまりダックスフンドと命名されました。ドイツでは現在でも猟に使用されているダックスは多いようです。
日本では猟犬として努めるダックスを見たことはありませんが、猟犬というのは多頭飼いができるということ、つまり多頭飼いに向いているということです。発情期の管理をしっかりすれば、たくさん飼ってもOKなのです。ダックスは被毛のタイプやカラーも豊富なので多頭飼いしたくなりますが、お世話も頭数分増えますし、食費も医療費もそのぶん増えます。また、2頭目以降の犬は先住犬のいいこともわるいことも真似する場合があるということも頭におく必要があります。ダックスを多頭引きしてお散歩している飼い主さんをよく見かけるようになりました。
ダックスフンドの特徴としては、なんといっても胴長短足のスタイルが有名ですね。性格は基本的に好奇心旺盛で明るく元気です。元来狩猟犬ですので、するどい嗅覚をもち、周囲の音や動きに敏感でよく吠え、興奮しやすいところがあります。吠え声は太く声量もあるので、ちゃんとしつけしないとうるさく感じることも。