先日、いつもお世話になっている動物病院でチョコ那智にマイクロチップを入れてもらってきました。マイクロチップは動物の個体認識のための道具で、
犬の首の背中側の皮下組織へ注入し、装着するものです。
行方不明になってしまったとき、地震などの災害時に首輪や迷子札をつけていなくても身元確認がとることができます。マイクロチップについて普及率はまだまだ低くて
賛否両論あるようですね。私も、以前からネットで調べたりしてとても興味があったものの、なかなか行動には移せずにいました。
でも、たまたま昨年末に私が住んでいる地域の獣医師会による、マイクロチップの普及キャンペーンがあり、かかりつけの動物病院が対応病院となっていたので応募しました。
かかりつけの動物病院が対応病院となっていなかったら、応募はしていなかったかもしれません。
違う病院でとなると、なんだか不安なんですよね・・・わが家の場合、2ワンなので費用も2倍!1ワン分でも安くできればと思っていました。当選については県内の各動物病院に何頭かずつ割り当てられているとのことでしたが、なんと2ワンとも当選して、かなり費用が安くすみました!
その動物病院で応募があったのは、チョコ那智の2ワンの他に、1ワンの3ワンだったそうです。やっぱり、マイクロチップの認知度は低いんだなぁと感じました。おかげで(?)2ワン分当選したのかもしれません。
ちなみにマイクロチップの装着には通常、1頭平均¥4.000~5.000くらいかかるようです。
マイクロチップの大きさは直径約2mm_長さ約11mm。小さいとは言えど・・・それを注射するわけなので、針がけっこう太い!
それを見せられたときは、私、正直なところかなりひいてしまいました。
マイクロチップを注入する犬の首のうしろ、背中側の皮膚は、人間でいうとひじの皮膚のような感覚で、痛みを感じにくいんだそうです。私もひじの皮膚をつまんだりつねったりしてみました。うん、他の部分の皮膚とくらべてみると、たしかにさほど痛くない。麻酔等はしない動物病院もあるそうです。
でも、私の行った動物病院では麻酔をするかどうか飼い主さんに選択してもらっている、ということだったので、チョコ那智には局所麻酔をしてもらうことにしました。
局所麻酔してから5分後・・・さきに麻酔注射をした那智、チョコの順。獣医師さんが、ぐいぐいっと首のうしろ、肩甲骨のあたりの皮膚をつまんでもちあげて注入します。
見ているほうは、とっても痛そうだけどチョコも那智も暴れることなくすんなり終了。いつもワクチン注射でキャンとなく那智も、何事もなかった表情でした。5日ほどシャンプーを控えるように言われ、帰宅。
自宅へ帰宅後も、注入された部分を気にしたりするようすも全くなく、いつもと変わらず暴れるチョコ那智に安心しました。
マイクロチップが体内で移動してしまわないのか、聞いてみたところ、移動はまずしないということです。
皮下組織は網目状になっていて、定着後はそこに包まれて安定するので移動することは稀なんだそうです。
でも、その病院でも1例だけ肩のほうにずれてきた(落ちてきた?)ミニチュアピンシャーのこがいるそうです。運動量が多いせいからだろうとのことですが、別に身体への支障はないそうなので、そのままにしているそうです。
確かに、わざわざ切って摘出してまた新しく装着しなおすのも負担がかかります。
マイクロチップの破損については、まずないとのことです。破損するとしたら、そのこの命にかかわる事故等がおきたときくらいだそうです。
チョコ那智が装着したマイクロチップは、大日本住友製薬株式会社の「ライフチップリーダーバイオサーモ」で、リーダーで体温もはかることができるというものでした。
リーダーをあてると、15桁の個体識別番号が表示されます。その後、体温が表示されます。実際に、確認させてもらいました。
通常、体温は直腸温ではかりますが、直腸温がはかれないような非常に神経質なこには特に有効とされているようです。
犬猫の育児放棄、捨て犬猫の有効な防止策として、またペットの盗難にも役立つと思うので、マイクロチップの装着が日本でも義務化されるといいのではと思います。
愛犬にマイクロチップを装着するかどうか、いちど考えてみてください。(2009.2.23ブログより)