犬ごはんの写真のひとつです

犬に必要な栄養とバランス

犬の健康のために大切なのは、ヒトと同じ。6大栄養素である炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラル・脂質・水の栄養バランスのとれた食事をとることです。しかし、犬とヒトでは必要な栄養バランスがちがいます。
年齢やライフスタイル、運動量や疾患、骨格、環境などによってもまた差がでてきますが、一般的にタンパク質は人間の4倍、ミネラルはそれ以上に大きな要求量となっています。

    
 
 

ドライフードは総合栄養食を主食に

その点、ドライフードはプラス水だけで栄養は満たされるように作られていますし、疾病にあわせた療法食もあり、とても便利で非常時には必須です。
ただ、市販のドライフードの中には化学物質(添加物)の多いものもありますから、添加物の少ない、安心できる原材料が使用されているもの、そのこの年齢や運動量、疾患の有無にあわせた良質のものを飼い主さんが責任をもって選びましょう。フードが合わなくて不調になるこも少なくありません。そして大切なのは、ドライフードは総合栄養食と表示されたものを主食にすることです。
総合栄養食は、ペットフード校正取引協議会などで定められた栄養基準を満たしています。
缶詰やウエットフードに多いのですが、栄養補完食と表示のあるものは特定の栄養を調整したものや嗜好性を高めるためのおかず的なものなので、よく食べるからといって主食にしてはいけません。商品のパッケージをよく確認しましょう。

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手づくり食は具だくさん水分多めに

愛犬の食事が手づくり食なら、食材が偏らないように心がけたいですね。
とはいえ、栄養バランスを完璧にしようと思うと、かなりハードルが高くなります。
せっかくの手づくり食もしんどくなって続かなくなります。
食物アレルギーなどがなく健康な愛犬なら、犬が食べると危険な食材をのぞき、炭水化物・肉や魚・豆類・イモ類・野菜・良質の油、いろいろな食材をとりいれて色どり良く、具だくさんで水分多めの食事になるように気を配るとバランスがよくなると思います。これは人間の食事作りにもあてはまります。

我が家の愛犬ごはんは手づくり食だけでなく、非常時のことも考えてドライフードはもちろん缶詰やレトルトタイプのウエットフードも併用しています。ドライフードにトッピングなどの工夫だけでなく、ときには手抜きも、愛犬の食事作りを愛情をもって楽しく続けるには必要かなと思います。
手づくり食は週末にまとめて具だくさんの炊き込みご飯をつくって小分けして冷凍しておき、平日はそれを解凍して水分とお肉かお魚、良質な油をプラスしておじや状にし、またハーブやサプリをプラスしたりしています。
そして、食べっぷりはどうかな?ちゃんとお水は飲めているかな?うんちやおしっこの状態、色はどうかな?目ヤニはでてないかな?毛艶はどうかな?など、愛犬の変化を見逃さないように気をつけています。