狂犬病予防ワクチンに対する意識
狂犬病は発症すると高い確率で死亡する恐ろしい伝染病で、
人間にも伝染する人畜共通伝染病の代表的なもののひとつです。
この狂犬病から人はもちろん犬を守るために、日本では狂犬病予防法という法律に基づき、生後3ヶ月以上の犬は年に1度予防注射を打つことが義務付けられています。
しかし、いまだ狂犬病予防ワクチンの接種率は高くないのが現実です。
しかし海外では依然として狂犬病は発生し続けているのです。
1957年以降日本での発症例はありませんでしたが、2006年旅行先のフィリピンで野犬に咬まれた男性が、日本に帰宅後狂犬病を発症し死亡するということが起こりました。
また狂犬病は犬だけが感染するのではありません。哺乳動物すべてに感染します。
海外から日本へ輸入される動物によって狂犬病ウイルスがもちこまれる可能性もあるのです。本当に狂犬病予防ワクチンは必要ないのでしょうか。
狂犬病予防ワクチン接種時期と料金のめやす
畜犬登録後は市区町村より予防注射の案内の通知がきます。
狂犬病予防ワクチンは、毎年4〜5月ごろ各自治体で行われる集合会場や、動物病院では年中受けることができます。
接種時期は、基本的には生後3ヶ月をすぎたら1回接種します。
しかしこの時期は混合ワクチンを優先するので、実際には混合ワクチン接種後、生後4〜5ヶ月ごろに接種することが多いようです。その後、年1回4〜5月に追加接種します。
ワクチン接種にかかる料金には動物病院によって異なりますが、初回は畜犬登録を含めると、6.000〜7.000円前後ぐらいです。畜犬登録は一頭につき1度登録するとその愛犬は生涯有効なので2回目以降は必要ありませんから、3.000〜4.000円前後くらいです。
ちなみに我が家の愛犬がお世話になっている動物病院では以下の料金です。
畜犬登録料(初回のみ) 3.000円 狂犬病予防ワクチン接種料 3.200円
愛犬のワクチン接種後気をつけること
ワクチンを接種したその日は、普段以上のはげしい運動や長時間の散歩などをさけて
なるべく興奮させぬように心がけるようにします。
狂犬病予防ワクチンは混合ワクチンにくらべると、副反応はでにくいようですが、ときに少し元気がなくなったり、寝ていることが多かったり、食欲が減退することがありますが、この程度であれば安静にして様子をみます。しかし、ぐったりとしたり、嘔吐や下痢がくりかえし続いたり、口唇や目のまわりが腫れたり、強いかゆみなどの強い異常症状がみられたときは、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
はじめてのワクチン接種後は、病気に対する抵抗力がすぐにつかず1〜2週間かかるので、そのあいだは知らない人や他の犬猫との接触をさけるようにします。また、戸外のお散歩やシャンプーも避けてください。
ワクチンの接種前後は、食事面でのサポートもできるとよいです。
ワクチンは体内に病原体を入れて抗体をつくるというもの。病原体を体内にいれるわけですから、体のなかでもとくに肝臓への影響があります。なぜ肝臓に負担がかかるかというと、肝臓は体の解毒器官だからです。
ワクチンや薬は体内で「異物」と捉えるため、これらを無毒なものに替え、体外に排出しようと働きます。排気ガスやタバコの副流煙などの有害物質や、フードにふくまれる添加物、体にたまった老廃物もこの肝臓で解毒、拝毒しなくてはいけません。
もちろん肝臓は解毒だけでなく、タンパク質の合成、ブドウ糖や脂質の代謝など他にまだまだたくさんの仕事があるため、ワクチン接種やフィラリアの投薬がはじまる春の季節はいちばん肝臓に負担がかかります。
この肝臓の処理能力にも限界があります。負担がかかりすぎてダメージをうけると、体に不要なものが体内に残ったままの状態がつづき、また腎臓や心臓といった他の臓器にも負担がかかり病気のもととなります。ですから、ワクチン接種前後はとくに肝臓をサポートする食事が大切です。
フードは不必要な添加物が使われていない犬の食性を考慮したものを選び、ハーブなどの肝臓をサポートする食品を取り入れたり、ストレスのかからない生活環境を見直すことも大切です。
