動物性タンパク質

タンパク質を多くふくむ代表的な食品・食材を一部紹介しています。また犬にあたえる場合に気をつけたほうがよい点についても参考にしてください。

たまご

たまごは食品中でもっともタンパク質量が多く、アミノ酸が理想的なバランスでふくまれており、過剰摂取になりがちなリンの含有量もすくないので犬の腎臓にやさしいすぐれた食材です。
ただ、アレルギー源になりやすい食材でもあるので、週に1〜2回の使用におさえたほうがよいでしょう。また、生の卵白は成長因子であるビオチンの吸収を阻害するアビジンが含まれているので、かならず加熱すること。

牛肉

牛肉は血液や骨、筋肉をつくるのでやせている犬、活動犬などに適しています。カッテージチーズやたまごなどをくみあわせるとアミノ酸バランスがよくなります。牛レバーはリンの含有量が多いので、リンの含有率がひくいたまごなどとあわせたり、スキムミルクなどでカルシウムの補給をしてあげるのも大切です。

鶏肉

鶏肉はアミノ酸バランスもよく、脂肪もリノール酸やリノレン酸の多い不飽和脂肪酸をふくんでいます。とくにささみは低脂肪高タンパクで消化がよく使いやすいので重宝しますが、鶏肉の部位のなかでいちばんリンの含有率が高いところなのでカルシウムの補給などに気をくばりましょう。

魚は質のよい動物性タンパク質源で、ビタミンAやD、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富にふくまれています。青魚はDHA、EPAが、白身・赤身魚はビタミンDが多いのが特徴。ビタミンAやDは体内に蓄積されるので過剰摂取に注意が必要です。魚の血合いなどの部分はアレルギーの原因になるヒスタミンが多く含まれているのでさけたほうがよいです。

植物性タンパク質

豆類

豆類は理想的なアミノ酸バランスをもち、大豆にはガン予防効果のあるイソフラボンなども含まれています。しかし食物繊維が多いので犬にとっては消化しにくい食材です。
また亜鉛やカルシウムなどの吸収阻害をするフィチンという酵素があるので、一昼夜水にひたしたものを十分な加熱調理することと食べる量の調節が大切です。過剰摂取は下痢したり腎臓や副腎の働きを低下させるので、ダイエットなどの目的で毎日たくさん継続的に摂取することはよくありません。

カッテージチーズ

チーズは牛乳やヤギの乳を発酵させてつくられており、タンパク質が消化吸収されやすくなっています。チーズはビタミンA、B群やカルシウムが豊富で栄養バランスもよいのですが、塩分とリンの含有率が高いのが問題です。チーズを使用する場合、高タンパク・低脂肪・低カロリーのカッテージチーズがおすすめです。また、カッテージチーズは家庭でもカンタンにつくれるところも魅力的です。

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愛犬のための症状・目的別栄養事典
須崎恭彦著
愛犬の症状から、どんな食材をどう取り入れたらよいのかなどとても参考になります。手づくりごはん派にはかかせない一冊だと思います。私も愛読しています。