犬パルボウイルス感染症

「犬のコロリ病」といわれていたこともある、非常に感染力がつよく、死亡率の高いこわい病気です。子犬が突然死する「心筋型」と、下痢や血便、おう吐をくりかえす「腸炎型」があります。

犬パルボウイルスは、チリやほこりに混じって長期間生存する、たいへん抵抗力の強いウイルスで、通常の消毒液では効果があまり現れません。感染犬の排泄物に直接ふれたり、においを嗅いだりして吸い込むことで経口・経鼻感染します。

ウイルスの抵抗力がひじょうに強く、汚染された土壌などに感染力をもったまま1年以上も生息するといわれています。

感染すると、「腸炎型」は激しいおう吐と下痢で、重症になると悪臭のともなう血便で脱水症状をおこし、ショック状態になることも。「心筋型」はとつぜん症状がでて、悲鳴をあげたりして短時間で呼吸困難をおこし、死亡します。

治療は、他の犬だけでなく他の飼い主と接触しないように隔離し治療します。発見がはやく適切な処置ができれば一週間ほどで回復にむかうこともあるが、完治するまでには1ヶ月ほどかかります。
いまのところ特効薬がないため、点滴や酸素吸入などで脱水やショック状態の回復につとめます。

万一愛犬が感染した場合、犬舎やトイレ、排泄物・おう吐物で汚染されているとおもわれるものはもちろんのこと、犬がふれたものすべてを完全消毒しなくてはなりません。煮沸消毒するか、塩素系ハイターを30倍にうすめて使っても効果があります。

致死率が高いため、子犬期からのワクチン接種で予防することが大切です。

おもな犬の感染症

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