ノミダニ予防駆除薬は必要か

動物病院で処方されるノミダニ予防駆除薬にはいろいろありますが、その危険性や安全性には賛否両論あります。メーカー側は駆除薬に使用される成分は昆虫など節足動物のみに効く薬で、基本的に哺乳類である犬、猫や私達人間には害がないとあります。

しかし薬である以上、害がないとは言い切れないと思いませんか?
調べてみると、その有効成分は農薬に指定されています。ノミダニを殺すのですから、当たり前ですが殺虫剤と同じ。その殺虫剤を犬の体にぬるのだと考えるとどうしても安全だとは思えないのです。

皮膚が赤くなったり湿疹・かさぶたができたり、 嘔吐や下痢なのども副作用が出る犬もいるようです。その薬だけが原因かどうかはわかりませんが、死亡したケースも報告されているのです。
まして犬は体をなめますし、室内飼いをしている家庭は多く、愛犬をさわらない飼い主さんはいないはずです。一緒に暮らしている人や環境にもまったく影響がないとは思えません。

ノミダニ予防駆除薬に使われている有効成分副作用

■ニテンピラム(nitenpyram)
クロロニコチル系殺虫薬の一つ。一過性のよだれ、食欲低下。大量投与により, 中枢抑制作用傾向を示し, 生体機能の失調や痙攣を引き起こし, 骨格筋の収縮を増大させたと報告がある。

■ルフェヌロン(lufenuron)
幼虫発育阻害薬の1つ。嘔吐、下痢。長期服用によりときに胃腸・肝臓、骨髄などの障害を招いたり、胎児に対する催奇形性が認められるとされる成分。

■イミダクロプリド(imidacloprid)
クロロニコチル系殺虫薬の一つ。元気消失、よだれ、嘔吐、滴下部の発赤・脱毛、皮膚の痒み。環境に有害な場合がある。鳥類、甲殻類、魚類、ミツバチへの影響にとくに要注意とされる成分。

■ペルメトリン(permethrin)
ピレスロイド系殺虫薬の一つ 皮膚の発赤、よだれ、下痢、嘔吐。水性生物に対して毒性が非常に高いとされる。

■イベルメクチン(ivermectin)
マクロライド類に属する腸管糞線虫症の駆虫薬の1つ。疥癬、毛包虫症の治療薬。元気消失、よだれ、下痢、嘔吐、起立困難、ふるえ、死亡のケースも。

■ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)
昆虫成長阻害剤の一つ。よだれ、虚脱、呼吸困難、貧血、肝機能障害、組織損傷。 水性生物に対して特性が非常に高いとされる。

■フィプロニル(fipronil)
フェニルピラゾール系殺虫薬の1つ。元気消失、よだれ、下痢、嘔吐、皮膚の発赤、湿疹かゆみ、脱毛。環境に有害な場合があり、とくに水性生物に対して毒性が非常に高いとされる成分。

■S−メトプレン(methoprene)
幼若ホルモン系昆虫成育制御剤の一つ。よろめき、よだれ、湿疹。水性生物に対して毒性が非常に高いとされており、このS−メトプレンの光分解物が近年増加しているカエルの奇形の発生の原因ともなっているとされる成分。

< 参考サイト >

有効成分以外にも、スポットオンタイプなどの基材につかわれているアルコールを舐めることでアルコール中毒になることもあるようです。

に薬をつかわない安全なノミダニ予防を

まずは薬をつかわない安全なノミダニ予防をしてあげてほしいと思います。

以前はわが家でも、愛犬のノミダニ予防としてスポットオンタイプのものを使っていましたが、有効成分のことを知ってから今では一切使っていません。もしこれから薬を使うとしても予防目的でなく、ノミダニがついてから獣医師さんと相談して最終的に決断しようと考えています。

犬のノミダニ予防には、ノミやダニがいそうな場所には近づかないことが一番の予防策ですが、なかなかむずかしいことなので犬にやさしい防虫アイテムをよくえらんで利用したいと思います。

天然成分だけできている安全なもので、ノミやダニが嫌がる効果がある成分のスプレーやサプリメント、グッズなど、犬にやさしい防虫アイテムがあります。うまく活用しましょう。 犬にやさしい天然防虫・虫よけ>

家庭においては、ノミダニは動物の体の表面だけでなく家の中のカーペットや畳、布団や毛布の中でも繁殖しますから、犬が普段使っているベッドやマットなども、こまめな洗濯や清掃で愛犬の生活環境・お部屋の環境を清潔に保つように心がけましょう。 家庭でのダニ対策>

また毎日のお散歩後のブラッシングなど基本的なケアをしっかりしてあげて、愛犬の体もこまめにチェック!毛が抜けているところはないか、1部分だけ赤くなっているところはないかなど良く見てあげましょう。

ノミダニ予防駆除薬は状況に応じて

いったんついたノミダニを完全に駆除するのには、薬はいちばん有効なのは事実です。
できれば使用したくはありませんが、寄生の度合いや環境にもよりますが、犬もとても不快ですし人にも害をおよぼす人畜共通感染症もありますから、やはり薬に頼らなくてはいけないときもあると考えます。

ただ、 ノミダニの駆除薬はひとつだけではありません。
使用されている有効成分もメーカーにより違いがあり、強い薬と弱い薬があります。ノミダニの寄生の程度により駆除薬をうまく使い分ければいいのではと考えます。

そのためにも信頼できる獣医師と相談して愛犬にあった薬を処方をしてもらうこと、用法用量をきちんと守ることが大切です。

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