犬の食物アレルギー
犬の食物アレルギーはフードに含まれるアレルゲンとなる、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵、大豆などのタンパク質、ミルクなどの乳製品、とうもろこし、小麦などの炭水化物などが原因で発症し、顔面、頭部、耳、頚部、肛門周辺のかゆみがでます。ひどくなると全身におよぶこともあります。
外耳炎が繰り返される場合、体質もありますが、食物アレルギーを疑い食事療養を検討することも多いようです。
愛犬の食事の見直しを
まずは今、愛犬に与えている食事を見直してみましょう。
アレルゲンを特定しそれを避けた食事にしたいところですが、食物アレルゲンを特定することは容易ではありません。まず、ドライフードであればどんな原材料がつかわれているのか、主原料は何なのかチェックしてみましょう。
アレルゲンとなりやすいものは、とくに大豆・小麦・とうもろこしといった穀物、卵・牛肉・鶏肉・豚肉などにふくまれるタンパク質などがあげられます。
ペットフードに使用されている穀物は、あくまでカサをふやす目的で人間が食べない芯やカスといった部分も使われていたりする粗悪なものも多いのです。(すべてのフードがそうではありません)
またドライフードやおやつなどのペットフード全般に含まれる合成添加物(着色料・保存料など)の蓄積も原因の大きな一つとなっています。ペットフードの高い安いや、ブランドには関係がなく、病院処方食だから安心というわけではありません。
どんな原材料がつかわれているのか、主原料は何なのか。そして、その質や添加物の有無についても着目してみましょう。そうして、ドライフードを変えることになるかもしれません。しかし変えたからすぐ治る・改善が見られるというものではありません。
犬の血液が入れかわるのに2〜3ヶ月もかかります。
新しいフードへは1週間から10日かけてゆっくり切りかえてあげましょう。
可能であれば、飼い主さんが新鮮な原材料を自分の目で選んであたえることができる手作りごはんにすることをおすすめします。ドライフードではアレルギー反応がでていたわんこでも、手づくりごはんにしたら反応がでないケースも多くあるようです。